東京は連日1000人の感染者が続き、いよいよ今週にはオリンピックが開催。
いまだに「ホントに開催するんだ…」というぐらい、実感の無さ。せめてオリンピック開催までに国民7割ぐらいの接種が終わっていれば、オリンピックムードも違っていたような気が…。
2年前、あんなに躍起になってPCの前でチケット入手しようとしていた自分が懐かしく思えますねぇ。
どもっ、栃木県宇都宮市(株)ビーコンの増渕です。

唐突ですが、いや~終わってしまいました、「何が?」というと、Amazonプライムでシリーズ最長配信のオリジナルドラマ『BOSCH』ですよ。
ここで『BOSCH』とは何ぞやから・・・
アメリカ人作家マイクル・コナリー原作のLAPD(ロサンゼルス市警察)刑事ハリー・ボッシュを主人公とするミステリー小説「ハリー・ボッシュ・シリーズ」のドラマ化したシリーズ。ハリウッド署勤務の刑事ボッシュが生まれ育ったLAの街で自身の正義と信念で犯罪と対峙するハードボイルドもの。主人公ボッシュを演じるのはタイタス・ウェリバーという役者さんで、まぁ~見た目には決して華があるとは言い難いが、どこか哀愁を感じさせる渋めのオヤジ。主人公のキャラにふさわしい役者さんです。
刑事ものと言えば、アクションを期待しがちだけど、派手なカーチェイスも無ければ、爆破シーンの連続も無し、シーンに必要な最低限の銃撃戦があるってだけ。「それってホントに面白い?」という方に、私の個人的な『BOSCH』の魅力を紹介しましょう。

■『BOSCH』にハマる3つの理由


1.夜の大都市に蠢く光と犯罪

ドラマや映画のシーンで大都市の夜景を映し出すシーンが私は大の好物なんです。疾走する車窓から見えるネオンなどの様々な光、空撮から映す巨大なビルの窓に反射するギラギラした光、雨のアスファルトを照らし出す光、そして光とともに夜に蠢く犯罪。映画「ヒート」「マイアミバイス」「コラテラル」などで知られるマイケル・マン監督や「48時間」「ストリート・オブ・ファイヤー」のウォルター・ヒル監督、「ダークナイト」シリーズのクリストファー・ノーラン監督などの映画のシーンではよく見かける光景で、作風も含め好きな監督です。この辺の作品が好きな方であれば、『BOSCH』でもロサンゼルスを舞台にそういったシーンが多く見られるので、楽しめる要因かと。
そして主人公ハリー・ボッシュの家は高級住宅が立ち並ぶハリウッドヒルズの高台にあります。(しかも崖っぷち)ガラス張りのリビングからみえるLAの夜景はそらーもう圧巻です。
ちなみに平刑事のボッシュがなぜそんな場所に住めるかと言うと・・・こちらはシーズン1のセリフで説明しています。

2.主人公と脇を固めるキャラクターたち

主人公のハリー・ボッシュ、小説ではベトナム帰りだけどドラマ版はアップデートされ湾岸戦争従軍した後、特殊部隊を経てLAPDに入り、9.11以降軍に戻りアフガン戦争に行き、帰国後再びLAPDに戻った経歴の持ち主。勤続年数20年以上のベテラン、歳は40代後半でバツイチ一人娘ありの独身男。警察組織では“上”との衝突もしばしば、“上”が大義を振りかざしボッシュが追う事件に目をつむるよう指示しても目の前の事件を見過ごすようであれば大義も無いだろうと考える信念を持った頑固な刑事。仕事はバリバリやるが家族関係は不器用で、最初の頃は分かれた家族との距離がなかなか縮まらずトホホ感も醸し出す人間味あるキャラクター、その辺の“枯れ具合”も哀愁漂っていいんですよ。
あと、脇を固める刑事たちにも注目。ボッシュとは適度な距離感と信頼で繋がっている相棒のエドガー、女性警部補でボッシュの良き理解者のグレイス、デカ箱とビア樽の相性で呼ばれる凸凹おっさんコンビのムーアとジョンソン他、ボッシュをバックアップする仲間もいれば、ボッシュとは水と油で衝突しあう刑事、女敏腕弁護士やFBIの潜入捜査官など、どれを取ってもスピンオフで主演をはれそうなキャラ達が勢ぞろい。

3.ドラマに彩りを奏でる音楽

『BOSCH』ではジャズを中心にロック・ポップ・ソウルといった実に多彩の音楽が使われている。とりわけハリー・ボッシュはジャズを愛していて自宅のラックにはアナログ盤があり、真空管アンプやチューナーなどオーディオ機材にもこだわりを感じます。(よく見てみると真空管アンプはMcIntosh MC240という米製の60~70年代の代物らしいです)
ジャズに精通していませんがメジャーどころでいう「ジョン・コルトレーン」「マイルス・デイビス」「ソニー・ロリンズ」」「アート・ペーパー」「スタン・ゲッツ」など、光と闇に包まれたLAの街と、そこで暗躍する犯罪、ちょっとフィルム・ノワール感がでていてドラマの世界観にマッチしています。
前述したボッシュのリビングから見えるLAの夜景、そしてアナログ盤から流れるジャズを聴きながらビールやバーボンを飲むシーンは何とも堪らないで雰囲気です。
演出を過剰に引き立たせるための音楽というよりは、カーラジオから流れる、またはバーで聴こえる音楽のように、ごく自然に音楽を活かしているところに好感が持てます。

ちなみにオープニング曲もこの作品の世界観を映像とともに表現できているかと。

■まとめ


以上、個人的に『BOSCH』にハマる3つの理由を紹介しました。少しでも興味がある方はAmazonプライムで全7シリーズ一気観できますよ。(羨ましいッーー)
シリーズが終わってしまい、すっかり“BOSCHロス”だったところに朗報!なんとスピンオフがアマゾン傘下のIMDb TVで製作するようなのでリアルタイムではないにしろ、いずれAmazonプライムで配信するでしょう。
それまで夜のBGM代わりにドラマをながら観する日が続きそうです。

余談ですが、ハリー・ボッシュが身につけているパラコードブレスレット、2年前に自作しました。
普段はアクセサリー、災害時などには解いてちょっとしたロープ代わりに、素材がナイロン製なので火おこしにも使えるなど汎用性の高いアイテムです。