朝の情報番組を見ていたら秋バテになっている人が多いそうな。
ご多分に漏れず、私も秋バテ全開です。寝ても寝ても寝足りません・・・。
どーもっ、栃木県宇都宮市(株)ビーコンの増渕です。

今回は映画「フロリダ・プロジェクト」のご紹介。

舞台は“世界最大の夢の国”フロリダ・ディズニーワールド、の近くにある安モーテル“魔法の城”。
その日暮らしの生活を送っているシングルマザーのヘイリーは厳しい現実に苦しむも、愛娘ムーニーと毎日を楽しく生きている。ムーニーもまたモーテルで暮らす子供たちとともに冒険に満ちた夏休みを満喫している。眩い陽射しと楽しく夢のような日々に少しずつ暗雲が・・・。

2つの意味を持つフロリダの「プロジェクト」とは・・・


【ディズニーワールド】
ディズニー社がカリフォルニアに続く第2のディズニーランドをフロリダに計画、周囲に計画を知られないように
「フロリダ・プロジェクト」と命名。

【低所得者向け公共住宅】
プロジェクト=低所得者向け公共住宅のこと、アメリカでは犯罪率の高い場所のことでネガティブなイメージ。

シングルマザーのヘイリーは定職もつけず、後ろ盾もないので公共住宅にも入れず、フロリダのモーテル“魔法の城”に部屋を借りて暮らしている。結果、公共住宅よりは割高なのでますます生活が厳しくなり負のスパイラルが・・。

この映画は目の前にある“夢の国”と“現実社会”を対比させた社会的なメッセージと、ところどころ見え隠れする
主人公たちの光と影の演出がすばらしい。
重苦しテーマのように聞こえるが眩しいくらいキラキラした映像の色彩美と子供たちの無邪気さに癒される秀逸な作品。そして怪演でおなじみのウィレム・デフォー、今回は「受け」の演技がイイ!

‐追記‐

『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』NG集 & メイキング特別映像

同監督の作品「タンジェリン」、こちらは低予算のため全編スマホで撮影(3台のiPhone5)したそうな。