是枝監督『万引き家族』が国内外で脚光を浴びている片隅でもう一つの作品が同じく国内外で話題になっていたのはご存知だろうか。
ひと目見ようと行ってきましたイオンシネマ大宮、上田慎一郎監督長編デビュー作『カメラを止めるな!』。
まずこの予告を見て「うわぁ・・・ゾンビものかぁ」「なんか、B級いやC級ホラーっぽいんだけど・・」など、表層上の固定概念でこの映画を判断するのはやめてほしい。冒頭37分のワンカット長回しによるゾンビ映画がはじまり「あれ?」「…ん?」など多数の違和感が感じる。が、それこそがこの映画のネタ振りであり、38分後に怒涛の喜怒哀楽が展開するエンターテイメント映画に早変わりする。
ゾンビ映画には欠かせない低予算(制作費約250万円)ながら練りに練ったアイデアでつくった、ゾンビ好きはもちろん映画好きとモノづくりに関わる全ての人に観てほしい珠玉の作品であること間違いなし。
まずは百聞は一見に如かず、劇場に足を運ぶべし!これ以上書くとネタバレしそうなので、これだけは言っときます。
三谷幸喜監督『ラヂオの時間』の100倍は楽しい映画ってこと!(あくまでも個人の感想)
久々に体感しました劇場内での爆笑につぐ爆笑の渦。
昨年7月に他界したホラー映画の巨匠ジョージ・A・ロメロ・・・願わくばこの映画の感想を聞きたいものだ。