栃木県宇都宮市(株)ビーコンです。
ホームページを作るとき、必ず決めなければならないのが「ドメイン」です。特に、末尾が.jpや.comなどどれがSEOに有利なのか、さらにその前のドメイン名自体が検索順位に影響するのかは、多くの方が気になるポイントです。今回は、SEOの観点から見たドメイン選びの基本と、はじめてホームページを制作する方が迷わず選べるコツをわかりやすく解説します。

 

ドメインの種類はSEOに直接影響しない


結論からいうと、「.jp」や「.com」といったドメインの末尾(トップレベルドメイン)自体は、SEOの検索順位に直接的な影響を与えません。

これはGoogleが公式に発表している情報で、検索エンジンは「.com」「.jp」「.net」などのドメイン拡張子によって検索順位を決定することはないとされています。つまり、同じ品質のサイトであれば「example.com」も「example.jp」も検索結果での扱いは基本的に同じということです。

実際の事例を見ても、.comドメインで上位表示されているサイトもあれば、.jpドメインで成功しているサイトも数多く存在します。例えば、日本の大手企業サイトを見ると、トヨタ自動車は「toyota.jp」、ソフトバンクは「softbank.jp」を使用していますが、一方でAmazonは「amazon.co.jp」、楽天は「rakuten.co.jp」を使用しており、どちらも検索上位に表示されています。

従って、ドメインの種類選びでSEOを心配する必要はありません。それよりも重要な要素が他にあります。

 

ドメイン選択で本当に重要な5つのポイント


1. 覚えやすさとブランドイメージ

最も重要なのは、ユーザーが覚えやすく、信頼できると感じるドメインを選ぶことです。

短くて分かりやすいドメイン名は、直接URLを入力してサイトを訪問するユーザーが増える可能性があります。これは「ダイレクトトラフィック」と呼ばれ、SEOにとって非常に良い信号となります。
例えば、地域密着型の美容院であれば「salon-tokyo.com」よりも「hair-studio.jp」の方が覚えやすく、名刺やチラシに記載した時の印象も良くなります。

2. 日本向けサイトなら.jpの信頼性が高い

SEOに直接影響はしませんが、日本のユーザーに対する信頼性という観点では.jpドメインに優位性があります。

日本のユーザーは.jpドメインに対して「日本の正式な企業・組織が運営している」という安心感を持つ傾向があります。特にBtoB事業や地域密着型ビジネスでは、この信頼性がユーザーの行動に影響を与える可能性があります。
また、.jpドメインは日本国内に住所があることが取得条件となっているため、「日本の企業」であることを明確に示すことができます。

3. 将来の事業展開を考慮する

海外展開を視野に入れている場合は、.comドメインの方が適している場合があります。

.comは世界共通の認識があり、国際的なビジネスを行う際に違和感がありません。一方、.jpは日本特有のドメインという印象が強いため、海外ユーザーからは「日本向けのサイト」と認識される可能性があります。
ただし、これもSEO上の問題ではなく、マーケティング戦略の問題です。日本国内でのビジネスが中心であれば、.jpドメインで全く問題ありません。

4. ドメイン名自体の選び方

ドメインの末尾よりも、実はドメイン名(www.の後の部分)の方が重要です。

以下のポイントを意識してドメイン名を選びましょう:

  • 会社名・サービス名との一致: ブランドとの整合性を保つ
  • 短くて覚えやすい: 長すぎるドメイン名は記憶に残りにくい
  • ハイフンの多用を避ける: 「my-best-hair-salon-tokyo.com」のような長いドメインは避ける
  • 数字やアルファベットの混在を避ける: 「salon2023tokyo.com」より「salon-tokyo.com」の方が分かりやすい
5. SSL証明書とセキュリティ

どのドメインを選んでも、SSL証明書の導入は必須です。

現在のSEOでは、SSL証明書を導入していない(httpのまま)サイトは検索順位で不利になります。これはドメインの種類に関係なく、すべてのサイトに適用される重要な要素です。
SSL証明書を導入することで、URLが「https://」で始まるようになり、ユーザーの信頼も向上します。

 

ドメイン選択例


業種別のおすすめドメイン選択例をご紹介します。

地域密着型ビジネス(美容院、歯科医院、工務店など)

  • 推奨: .jp(日本国内の信頼性を重視)
  • 例: beacon-dental.jp、hair-studio-yoto.jp

BtoB企業(製造業、IT企業、コンサルティングなど)

  • 推奨: .jp または .co.jp(企業の信頼性を重視)
  • 例: beacon-consulting.jp、tech-solutions.co.jp

ECサイト・オンラインサービス

  • 推奨: .com(将来の拡張性を考慮)
  • 例: beacon-shop.com、online-beacon.com

個人事業主・フリーランス

  • 推奨: .com または .jp(コストと信頼性のバランス)
  • 例: designer-taro.com、freelance-writer.jp

 

ドメイン取得時の注意点


ドメインを取得する際は、以下の点にも注意しましょう:

  1. 商標権の確認 他社の商標を侵害するドメイン名は避けましょう。事前に商標検索を行うことをおすすめします。
  2. 過去の利用履歴 中古ドメインの場合、過去にスパム行為などでペナルティを受けている可能性があります。新規ドメインの取得を推奨します。
  3. 更新費用の確認 初年度は安くても、2年目以降の更新費用が高額な場合があります。長期的なコストを確認しておきましょう。

 

SEOよりもユーザビリティを重視しよう


ドメイン選択においてSEOを過度に心配する必要はありません。.jpでも.comでも、検索エンジンからの評価に大きな差はないからです。
それよりも重要なのは、あなたのビジネスの性質やターゲットユーザーに最適なドメインを選ぶことです。日本国内のビジネスであれば.jpの信頼性を活用し、将来的に海外展開を考えているなら.comを選ぶといった具合に、戦略的な観点から判断しましょう。

最終的には、覚えやすく、信頼性があり、あなたのブランドイメージに合ったドメインを選ぶことが、長期的な成功につながります。ドメイン選びに迷った時は、「お客様が覚えやすいか」「信頼してもらえるか」という視点で判断することをおすすめします。