栃木県宇都宮市(株)ビーコンの増渕です。
ECサイト(制作・開発側)とネットショップ(利用者側)、これらは現代ビジネスにおいて欠かせない存在となっています。ユーザーは手軽なアクセスで商品を探し、購入することができ、企業も新たな販路を開拓し、収益を伸ばすことが期待されます。しかし、ECサイトを構築する際には様々な選択肢があり、そのメリットとデメリットを理解することが重要です。

 

自社ECサイトのメリットとデメリットとは?


メリット:

  • ブランド強化と直接の顧客関係構築
    自社ECサイトを構築する最大のメリットは、ブランド強化と直接の顧客関係の構築です。独自のオンラインプレゼンスを確立し、ブランド価値を高めることが可能です。また、購買データを分析し、顧客の行動を理解することで、より効果的なマーケティングができます。
  • 柔軟性とカスタマイズ
    自社ECサイトは、企業の特有の要件に合わせて柔軟に構築できるため、商品の特長やキャンペーンに合わせて独自の機能やデザインを導入することができます。これにより、独自性のあるオンラインストアを実現し、顧客を引き込む力が生まれます。
  • 利益最大化
    自社ECサイトでは、商品販売から得られる利益が最大化されます。サードパーティ(第三者)への手数料が発生しないため、売上のほぼ全額が企業に還元され、効率的な収益構造を築くことができます。

デメリット:

  • 初期投資と運営コスト
    自社ECサイトを構築する際には、初期投資と運営コストがかかります。ウェブサイトの開発、セキュリティ対策、広告費用などがこれに含まれ、これらのコストをしっかりと見積もり、計画する必要があります。
  • トラフィックの獲得難易度
    自社ECサイトを運営するには、十分なトラフィックを確保する必要があります。競争が激化している中、ユーザーの注意を引くためには効果的なマーケティング戦略が求められます。
  • 技術的な知識の必要性
    ウェブサイトの開発や運営には一定の技術的な知識が必要です。これが不足している場合、問題発生時の対処が難しくなり、サイトの安定運営が困難になる可能性があります。

 

ECモールのメリットとデメリットとは?


アマゾンやヤフーショッピング、楽天市場などのECモールは、実際のショッピングモール同様、巨大なネットショップサイトに出店する方法です。1つのサイトの中に、複数のお店が出店しています。


メリット:

  • 集客力と信頼性
    ECモールを活用することで、既存の大規模なユーザーベースにアクセスできます。これにより、新規顧客の獲得が容易になり、サイトへの信頼性も向上します。
  • 運営楽々
    ECモールはインフラやセキュリティ、決済などの運営面を一手に引き受けてくれるため、企業は商品に集中でき、運営の手間が大幅に軽減されます。
  • 広告やプロモーションの支援
    多くのECモールは、広告やプロモーションのサポートを提供しています。これにより、企業は自社ECサイトよりも効果的に商品を宣伝し、セールスを促進できます。

デメリット:

  • 手数料の支払い
    ECモールを活用する際には、販売手数料が発生します。この手数料は売上から差し引かれるため、収益が少なくなる可能性があります。
  • 独自性の制約
    ECモール内では、共通のデザインや機能が用意されていることが多いため、企業独自のオンラインストアを構築する難しさがあります。
  • 競合との直接競争
    ECモールでは複数のショップが一堂に並ぶため、同じカテゴリの商品で他店舗と直接競合することが避けられません。

 

ECサイト構築の方法とその特性


  1. ASP(カラミ―ショップやメイクショップなど)
    メリット:初期費用が抑えられる、様々な機能がパッケージ化されている。
    デメリット: カスタマイズの自由度が制限される、月額料金が発生する。
  2. クラウドサービス(ストアーズやショッピファイ)
    メリット: スケーラビリティ(システムやソフトウェアの拡張性や拡張可能性)が高く、柔軟な拡張が可能。
    デメリット: 月額料金が発生する、特定のクラウドプロバイダーに依存する。
  3. ECパッケージ(イーシービーイングやSI Web Shopping)
    メリット: 導入が比較的簡単で、初期投資が抑えられる。
    デメリット: 機能の制約がある、将来的な拡張が難しい場合がある。
  4. フルスクラッチ
    メリット: 完全なカスタマイズが可能、独自の機能を組み込むことができる。
    デメリット: 開発に時間と費用がかかる、技術的なノウハウが必要。

 

まとめ


ECサイト構築においては、自社ECサイトとECモールそれぞれのメリットとデメリットを理解し、企業の状況や目標に合った選択を検討することが不可欠です。自社ECサイトのメリットとして、ブランド強化やカスタマイズの柔軟性が挙げられますが、初期投資や技術的な知識が求められるデメリットも念頭に置くべきです。一方、ECモールは集客力や運営の楽さがありますが、手数料や独自性の制約がデメリットとなります。

ECサイトを構築する方法としてASP、クラウドサービス、ECパッケージ、フルスクラッチの4つがあり、それぞれに特性があります。初期費用や拡張性、カスタマイズの自由度を考慮し、企業のニーズに最も合った手法を選ぶことが成功の鍵です。計画的なアプローチと適切な選択により、初めてのECサイト構築がスムーズに進み、企業のオンラインプレゼンスと収益に大きなプラスをもたらすでしょう。

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