ロバート・フランクのドキュメンタリー映画が上映されるとあって劇場に足を運んだ。
ロバート・フランクはスイス人の写真家、1947年にアメリカに移住、その後代表作「アメリカンズ」を発表。
彼をはじめて知ったのは自分が二十歳ぐらいだったと思う。
その頃、「アメリカンズ」をひと目見たかったがインターネットの時代でもなく、もちろん地元の書店に置いてあるはずもなく、悶々としていた日々。
その2年後、宝島社から出版されると知り、購入後ワクワクしながらページをめくった記憶が思い出される。
写真集にはジャック・ケルアックのコメントが寄せられている。
ページをめくっていくと、それはまるで「路上」をイメージさせる、そんな印象だった。
このドキュメンタリー映画は御年92歳になるまでの彼の人生を約80分のかけ足で描いた映画。
中でもストーンズのアルバム「メイン・ストリートのならず者」のカバーデザインを担当し、使用するはずのフィルムが紛失してしまい急遽8ミリフィルムの駒を抜いて引き延ばしたって話がツボ。
60年以降は映画も撮っている。お蔵入りになったストーンズの北米ツアードキュメント「コックサッカー・ブルース」の裏話なんかも聞けるとよっかったんだが・・・きっとミック社長が許さないんでしょうねぇ。